■ストーリー概要
 花と供に撒き散らされる災厄を鎮めるために古来から行われている祭。

 特殊な古神道を継承する神楽崎一族が実権を握る地方都市『葛城市』。
 俺、秋端忍は天然ボケの姉優依と二人暮らしだ。
「うぎゃーーっ!」
 今朝もベッドの中で悲鳴を上げる俺。
 古流武術を習っている優依が俺を起こすために、間接技を掛けたのだ。
「だって忍さん、お姉さんと一緒にお稽古してくれないんですものー」
 俺が文句を言うと、瞳を潤ませる優依。
「忍ちゃん、おそいよー。早くご飯食べないと遅刻しちゃうよー」
 毎朝、朝飯を食べに来る幼なじみめぐみ。
「なんだ、めぐみ。また施しを受けに来たのか」
「ひどいなぁ。忍ちゃんが遅刻しないように迎えにきてるんだよー」
 今日もいつもの朝が始まった。

 しかし、祭りが近づくにつれて、俺の周りでは不思議な事件が起こりはじめた……。
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