今から少しだけ先、有機型アンドロイドが実用化されている近未来のお話。
祖父からの遺産として小高い丘の上に建つ古い屋敷と車一台分のお金を手に入れた青年は、大学の学費にするはずのお金で格安のメイドロイドを買ってしまいます。
念願のメイドロイドを手に入れたまではよかったのですが、さすが格安通販メイドロイド! 購入時にはなんの仕事もできない役立たずで、ユーザーが一から教え込まなくてはいけない学習タイプでした。
ミムルと名乗ったメイドロイドのあまりに間抜けなぼけっぷりに青年もびっくりです。基本的な機能は組み込まれているはずのなのですが…不良品?
このままでは何のためにメイドロイドを購入したのかわかりません。覚悟を決めた青年は、夏休みを利用してミムルを一人前のメイドロイドに教育するべく育成を開始するのでした。
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